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オタク文化で日本を盛り上げたい!関根CTOに聞くTokyo Otaku Modeが描く未来

「オタク文化で世界をハッピーに!」とビジョンにある通り「Tokyo Otaku Mode」はファン数2,000万を超えるFacebookページの運営やEC事業など、様々な海外向け事業を手がけています。今回は、CTOである関根さんにフォーカスをあて、今までのキャリアや未来のことなど幅広くお話を伺いました。

突然の3ヶ月の渡米

ーーTokyo Otaku Mode(以下、TOM)でCTOをやるまでの経歴を伺いたいと思います。2004年に比較コムに入社されていますが、それまではエンジニアのご経験はなかったのでしょうか?
比較コムには中途で入りました。それまでは自分でプログラムを書いていたものの、エンジニアを職業にしようとは思っていませんでした。働いていた業種が流通業で、長く働くつもりもなかったのですが惰性で働いていました。当時の社内では「パソコンに詳しい人」みたいな立ち位置で、仕事でプログラムを書いたりはしていませんでした。
その頃に家族からもこのまま続けるの?という話があって、自分のスキルのなかで一番外で使えそうなものがエンジニアのスキルだったんです。そこで挑戦しようと思い転職活動をした結果、通った会社が比較コムでした。
ーーそのころは趣味でどういったことをやられていたんですか?
サニーデイ・サービスというバンドがすごく好きで、いろいろな人に知ってもらいたいと思ってチャットや掲示板があるファンサイトをはじめました。そこが継続的にプログラミングできる環境でした。サイト自体は大学生くらいから作り始めて、口コミで広がっていきました。Perlも4から5になってきた頃で、KENT Webで勉強したりして自分なりにカスタマイズしていたりした時代です。
ーーその時代からWeb開発をやっていたんですね。比較コムに入社をされてから仕事としてエンジニアの仕事を始めたんですよね。やはり個人で開発されていた環境とは異なりましたか?
比較コムはPHPでした。そこまで大変ではなかったのですが、創業者にエンジニアがいたのですが、私が入る前に辞めてしまったんです。その状況での入社だったため、詳しくわかる人がいない状態で取り残されたソースコードを読み解くところからはじめました。
ーーそれ以降はエンジニアとしてのキャリアを歩むことになりますよね。その後は、ご自身でもTwitterクライアントの事業で起業されていますが、それからTOMではたらくようになった理由を教えてください。
現在Twitterクライアントは事業としてはやっていませんが、サービスとしては残っています。
そのTwitterクライアントをつくっているときに、QAなうというTwitterを介したリアルタイムQAサービスをやっていた安宅(TOM取締役COO)と知り合ったんです。その頃には既に、安宅がTOMをプロジェクトとしてやっていて「ファンが増えた!」みたいな話は聞いていました。その年明けくらいに「TOMが投資を受けられるチャンスがあるが、渡米してbatchに参加しないといけない。エンジニアとして参加をしてくれないか?」という話があったんです。いろいろな人に声をかけていたようですが、私は時間の自由もありましたし、面白そうだと思ったので、軽いノリで引き受けました。参加したのは500 Startupsというアクセラレーター・プログラムで、当時は知らなかったのですが調べていくうちに興味が出てきたんです。
とはいえ、決めた後は大変でしたね。家族への説明だったり、会社の手続きをどうするかだったり。結果的に奥さんに動いてもらったりしてそこはなんとかなりました。
ーー英語力や生活などの不安はありませんでしたか?
英語に関しては大丈夫ではなかったのですが、仕事に一度集中してしまうと関係なくなってしまいます。メンバーも日本人でしたし、その中で完結してしまっていたので。ただそれ以外のbatchに参加しているチームのメンバーは日本人ではないですし、かなりフランクなので話しかけてくれるんですよね。 困っていたりすると「どこ困っているの?」みたいに覗きにきたりするんです。でもそこで会話がうまく成立しないので、フラストレーションはありました。
ただ期間が3ヶ月しかなかくて、プロダクトをDemo Dayまでに仕上げないといけなかったんですね。そのため、英語よりもプロダクトを作るほうが重要でした。作ったモノとしては、Facebookページでたくさんのファンを集めてはいたので、それをマネタイズできるようなアプリケーションです。
ーー 最終的にどんなプロダクトを作ったのでしょうか?
いろいろなクリエイターさんが描いたイラストが、Facebookのファンにすごく人気だったので、その時はそうした作品を閲覧できるギャラリーという機能のアプリ版を作ろとうしてました。当時、PCユーザーがメインでそこにいるユーザーを引っ張ってき てモバイルのアプリを使ってもらおうというストーリーでした。しかしメンターの方に、まずはWebを作ったほうがいいと説得され、結果的にWebを作ろうという方向にシフトをしました。そして出来たものが、現在のTOMのギャラリーというコーナーになります。
そしてそのプログラムがおわる頃に亀井と話をして、このまま続けてやってくれないか?というオファーがあり、そこでやっていきましょうということになったんです。
ーーそのときはまだご自身の会社はあったと思いますが、コミットするものを変えるという判断ですよね。そこに抵抗はなかったのでしょうか?
やっぱりありましたね。正直なところ本業はそのままやっていくつもりで、最初はコミットするというよりも面白かったから関わっていたいくらいの感覚だったんです。
でも日本に戻りオフィスを構えて毎日そこに行くという状況が作られると、コミットせざるを得ない感というのがだんだんできてきました。それまでは一人の会社だったため自宅で仕事をやっていたので、縛られるようなものはなかったんです。そこでオフィスに通うことで「ここで働いているんだ」という感覚が強くなっていきました。また、そこに来る仲間も増えていったので会社の成長している感じがよく見えたのも、ウェイトが移っていた理由としてあります。

TOMのCTOになるきっかけ

ーー明確にTOMにコミットすることを決めて、CTOをとして意識し始めたきっかけや理由はありますか?
ある時、会社をやめてTOMにジョインするというエンジニアが現れたんです。そのときに急に責任を感じだして、そこで意識が変わりました。
CTOとしての意識は、メンバーが3人位に増えたときくらいです。他には対外的な仕事やインタビューだったり勉強会などに出ることが増えてきてそういうタイミングの積み重ねでしょうか。それまでは最初に入った比較的詳しいエンジニアみたいな意識でした。
ーーCTOとして外部から言われるようになって、実際にご自身の仕事のスタンスは変わってきましたか?また、世間のCTOの方々で参考になったインタビューなどがあれば教えてください。
CTO論とかを意識するようになりました。既に活躍しているCTOの方の情報を調べてみたりとか。
印象的だったインタビューで、仙石さん(当時のKLab株式会社CTO)が「最終的なCTOの仕事は何もやることがなくなることだ」という話がありました。仕事をどんどん委譲していって、最終的に自分のやることがなくなる。そ してまたそこから自分で新しい仕事をつくりまたそれを誰かに委譲していく、というのがしっくりきたCTO論でした。
自分のスタイル的に「これはこうしたほうがいい」というのはあまり得意じゃないんです。周りの人が良いといったものを採用をするスタイルのほうが自分にとって向いていると思っていますし。
例えばTOMではNode.jsを採用しているのですが、自分は詳しいわけではなかったんです。むしろ後から入ってきたメンバーのほうが詳しかったので、彼の提案をどんどん採用していきました。
ーーおっしゃられていたとおり優秀な社員の意見を採用するというのもマネージメントですよね。現在の業務内容は主にマネージメントが中心なのでしょうか?
少し前までは開発チームを見るという立場でしたが、10月より担当を離れました。今はプレミアム会員という新しく立ち上げたサービスの会員を増やすというタスクフォースに入って、現場でコードを書いています。
ーー他の経営陣からはCTOとしてどういった期待をされているのでしょうか?
エンジニアリングがわからないメンバーが多いので、そのあたりは任せてくれています。特にエンジニアの評価に関しては正しく伝えなきゃいけないというのはあります。
また、エンジニアスキルが素晴らしかったとしても、チームメンバーとしてどうかという目線もあります。ここはバランスが難しいところですよね。スキル的には個人的には評価をしたくても、総合的なことを伝えないといけない。そのあたりの伝達に関しては慎重にちゃんと考えながら進めています。
ーー技術的なことを経営陣に正しく伝える橋渡し的な役割ということですね。 先程お話にありましたが、ハイスキルだけど社会人として問題があるタイプの人材をどのようにマネージメントしますか?
適材適所だと思っています。ちゃんとその人がハマるポジションがあればいい。マネージメントする側としては使いにくいということもあるのですが、実力を発揮できるポジションにうまくハマれば会社としても価値が出るはずです。比較的大きな会社なのであれば、そういったポジションはあるのではないかと思っています。
ただ、その人のスキルセットに対して会社が場所を用意できないこともあります。本人に納得してもらう必要があります。やっぱり会社といえど用意できることは限られているので、本人がやりたいことと合わないと難しいのかなとは思います。

スピリチュアル採用!?多様なメンバーが働く職場

ーー現在、TOMさんってすごく多様なメンバーが在籍していますよね。 現在エンジニアは何人在籍しているのでしょうか?
エンジニアは13名で、そのうち2名はアメリカ出身の方です。
ーーカルチャーの違いや、意思疎通の問題などはありませんか?
今いるメンバーに関しては、日本人に近いメンタリティなのでぶつかるようなことはないです。コミュニケーションも日本語です。
ただ技術的にわからなくて伝わっていないのか、言語的に伝わっていないのかという難しさはあります。日本語の専門用語とかを使うと伝わっていないようなことですね。そのため一覧表をつくって、日本語でのコミュニケーションが円滑に進むような工夫もしているようです。
技術的に興味を持ってくれて働いている方もいますが、TOMのカルチャーを好きで入ってくれている人が多いですね。しかもちょっと好きというよりも「すごく好き!」という人が多いです。
ーーやっぱりそっちのほうが社内のコミュニケーションも活性化しますよね。ちょっとマネージメントの話をもう少し伺いたいのですが、現在タスクフォースにコミットしているとはいえ、CTOとしてのエンジニアのマネージメントの業務ってまだありますよね。その中で一番意識していることや、採用基準とかってありますか?
そこは、技術力だけでなく会社やメンバーと合うかという点を意識しています。うまく言語化ができないんですよね。感覚で決めているので「スピリチュアル採用」なんて言われていたりもします(笑)改めて言語化しようと思ってもやっぱり難しいですね。一緒に働いているイメージがつくかどうかというのがすごく重要な点です。
そういった決め方をしていると似たような人ばかりが集まり、多様性がなくなってしまうという危惧もあるのですが、現時点では成功していると思っています。
ーー「スピリチュアル採用」は開発メンバー以外もですか?
エンジニア以外の採用に関して言うと「オタクである」「海外むけ事業に興味がある」「スタートアップに興味がある」という軸の方が集まっています。ベースのつながりが強いメンバーの集まりですし、そういった共通項がないと居心地が悪いんですよね。なので、まず前提の共通項が多いというのはあると思います。
別の部署同士のメンバーであっても気がついたらすごく仲良くなっているということがあります。共通の趣味で盛り上がるみたいはことはいろいろな場所で起きています。そういった背景も仕事に活きているのではないかなと思っています。
入社のときに、自己紹介を作ってもらうんです。しかもこれをちゃんとチェックをしているんです。 このままだとあなたのパーソナリティが伝わらないですよと。アニメが好きというだけでなく、どのアニメが好きなのか、そもそもどうしてそのアニメが好きなのかというところから書いてもらっています。そこまで書いてあるとやっぱり共通の趣味がある人同士は仲良くなりますよね。
ーー 会社としての行動指針や標語みたいなものはありますか?
チームとしてはありませんが、会社のクレドはあります。 7つあるのですが、開発メンバーだけでなく社員全員に浸透しています。
  • 自らも何かのオタクであれ!
  • 世界をいつも意識しよう!
  • 仲間と最高のチームをつくろう!
  • フルスイングで挑戦あるのみ!、など7つ
ーー世間的によくある問題として、エンジニアチームと非エンジニアのチームの対立構造って生まれたりしますよね。そういった問題は発生していたりしますか?
そのあたりはうまくできていると思います。 ECの在庫管理のシステムなども全部自社で作っているので、そういった在庫管理のシステムを使うのは社内のメンバーです。そのため、社内のメンバーもお客さんになるため、やりとりは頻繁におきていて、みんな真摯に対応しているので、良い関係になっています。
一方で主従関係に陥りがちです。チーム感の溝もなくて信頼関係もあるのですが、一緒にサービスを作っているという感覚よりも、親切なサポートチームがいるという関係なのかなと見てて感じています。それが良いか悪いかは判断できない状態です。

6〜7割が北米ユーザー!TOMを支えるEC事業

ーー現在は様々な事業をやられていますが、会社として注力している事業はECですか?
はい。その中でもプレミアム会員というサブスクリプションの有料会員を始めてそこが軌道にのっているので、そこに力を入れていこうと思っています。 3ヶ月で$14.99で、$16.5分のポイントがもらえます。その他にセールがあったり送料が安くなったりなどの特典があります。
ーー ユーザーはどの国の方が多いのでしょうか?
6〜7割は北米です。一方でFacebookの2,000万人いるファンの方々の半分はアジアの方です。 情報を楽しんでくれている人と実際に物を買ってくれている人は違うというデータになっています。
ーープレミアム会員が伸びているという話がありましたが、これってリピーター前提の設計です よね。正直、あまりリピートをするイメージがなかったのですが実際にリピーターは多いのでしょうか?
今は半々くらいです。年に1〜2回しか使わない人もいれば、月に3〜4回も購入してくれる方もいます。日用品みたいに薄く買うというよりも、買う人は大量に買ってくれるという ような使い方をしていただいています。
特に売れているのはフィギュアです。どのアニメなのかはその時々ではありますが、ゼルダのフィギュアとかはアメリカでもすごく人気があります。いまだと日本でも北米でも流行っているFateやソードアート・オンラインあたりです。
最初はアメリカで何が売れるんだろうね?という感じでしたが、現在はクランチロールという日本のアニメ専門のストリーミングサービスで日本のアニメも同時放映されているんです。そのため、僕なんかは不勉強で知らないような深夜アニメとかも見ていたりするんですよね。
ーーこのあたりの在庫は全部自社で抱えているんですよね。一日の発送数ってどれくらいですか?
昨年の実績でいうと、多い月で15,000個の発送数です。これはダンボールの数なので売れた数はもっとあります。配送センターを舞浜とPortlandに持っていて、そこから毎日発送をしています。
ーーバックエンドの管理システムも膨大だと思うのですが、そのあたりはチームをわけていたりするんですか?
開発を担当するチームは今までもいろいろな変遷があり、うまいやり方をみつけるまで試行錯誤をしていました。 ある単体の機能だけを担当するチームをつくってみたりもしたのですが、どれもうまくいきませんでし た。最終的には開発チームを1つにまとめて、その中でスプリントを回すようにしています。そのため、チームで分かれているというよりもスプリント内で何をやるかが決まるという流れです。
ーーなるほど。また別にプロダクトバックログが管理されていて、そこからタスクになっているというわけですね。 全員が全体の開発に関わるということは、全員がシステムの全体像をある程度把握している体制になっているということですか?
そうですね。うまくいっている点でいうと、仮に誰かが抜けたとしてもすぐに戦力ダウンにならないということです。逆に言うと、個人が会社に対してどれだけ貢献しているのかが見えづらくなるという点もあります。スプリントを長く回しているので、良い面と悪い面がそれぞれ出てきています。またそこもちゃんと考えないといけないなとは思っています。現在やっているタスクフォースもその試行錯誤のうちの一つです。
ーーそれぞれ技術的に注力している点はどのあたりですか?
ユーザー側でいうと、フロントエンドに強い人間が少ないのでまさに積極的に採用をしているところです。バックエンドやサーバサイドのスキルセットの人達がつくってということもあり、使いやすいとは言えない面があります。そのためUXという観点で直さないといけない部分がまだ結構あると思っておりここはこれから直していきたいところです。
ーーそれはUIの部分ですか?それともフロントエンドの実装の部分の話でしょうか?
全部です。今までスピード重視といえば聞こえは良いですが、後から直すのが大変なコードがあります。動いてはいるのですが、呼ぶべきではない部分から呼ばれているクラスがあったりなどして、ある部分を変更すると関係ないところまで不具合がでてしまうこともありました。ここも含めこれから注力していきたいところです。
一方で管理画面はまた違っていて、ここに不具合があることで社内の業務が止まってしまいます。そのためスピードよりも、クオリティを重視してリリースをするようにしています。また関係者にリリース前にステージングで十分にテストをしてもらってからリリースをするように しています。
ーーこのあたりの管理画面の設計はエンジニアが行っているのでしょうか?
もともと流通がわかる人間が作ったシステムではないので、現実の業務に合っていない部分が色々とあったんです。そのままだと無理して今のシステムを使うということになってしまうので、現場の意見を取り入れ正しい方向に合わせるということをやっているところです。
ーーインフラは全てAWSですよね?これはどこのリージョンに置いているのでしょうか?
東京に置く必要はないので、北カルフォルニアにおいています。ただ、社内のメンバーは日本からアクセスするのでどうしてもレイテンシーが問題になることがあります。実際はユーザーの6〜7割が北米からなので、日本国内からではなくアメリカからのアクセスしたときのレスポンスタイムをKPIとしてみています。
ーーその数値の測定は何を使って測定していますか?また、KPIとしてどれくらいの数値にしていますか?
測定にはPingdomを使っています。サーバサイドのレスポンスタイムのKPIは200msにしています。レンダリングも含めた時間計測も昔はやっていましたが、ここはフロントエンドチームの協力がないと難しいかなと思っています。3.5秒という目標だったのですが、またどこかでやりたいと思っています。
ーー現在フロントエンドを中心にエンジニアの方を募集しているという話がありましたが、 2018年はどのくらいのチームの規模にしていきたいと思っていますか?
今のメンバーがサーバサイド中心でバランスが悪いので、フロントエンドに強い方を中心にあと2名いるといいなと思っています。 Vue.js 2.0へのリプレイスも進めているので、そこもできるような方だと良いですね。

衰退していくだろう日本をなんとかしたい

ーー会社としてのロードマップで、大きめのマイルストーンなどはありますか?
2020年の東京オリンピック/パラリンピックで日本が世界中から注目を集めるので、それに向けて成長を加速させたいと思っています。
ーーその時点でどのくらいの社員数・エンジニア数をイメージしていますか?またその頃はCTOとしてどういった仕事をしているイメージを描いているのでしょうか。
個人的には小規模のチームで行きたいと思っています。ECってある程度のメンバー規模になる事業だとは思っていますが、そこは効率を高めてメンバーを増やさなくてもいいようにしたいなと。
CTOとしては、事業に寄り過ぎないフラットな目線で技術的な部分をちゃんとしていきたいと思っています。 実際にそのタイミングでできるかどうかはわかりませんが、どこかでそういった立て直しはしたいですね。
当然、事業ありきだとは思っていてそこの影響を受けるのは仕方ないと思っていま す。ただ、自分が事業に入ってしまっていると見えなくなるものもあります。そのため少し引いた立場で「ちょっとおかしいな」と言えるような状況になりたいなと思ってます。
ーー個人的なキャリアについて伺わせてください。今の立場を辞めるという意味ではなく、人生において成し遂げたいというようなものがあればお聞かせください。
やっぱりTOMを成功させたいという思いはあります。実際に私はオタクではないのでそこの文脈はないのですが、アメリカに行ってみてコンテンツの凄さを感じたんです。これをうまく届けることで、これから人が減り、衰退していくと言われている日本をなんとかできるだろうという思いから、この事業を成功させたいという思 いがあります。さらにはTOMにひっぱられて何かできるかもしれないというような人が出てくるかもしれない。そう思うと社会的な意義は強いですよね。
ーーそれでは最後になりますが、こんなCTOになりたいというのを一言でお願いします。
空気みたいなCTOでしょうか。何かをしてくれるわけじゃないけど、いるだけで安心感を与えられるような守り神のような存在。当然、問題が起きたときは何とかしないといけないのですが、そういったことを起こらないようにするけど我が強くない。そんなCTOになりたいと思っています。​
ありがとうございました!​
2018/01/25 13:00
和田 修一 / wadap

和田 修一 / wadap

Tech Leadersの編集長。エンジニアです。
CTOのインタビューをしています。

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CTOのインタビューメディアです。CTOという、エンジニアの観点から経営をする立場でもあり、経営の立場からエンジニアリングをする立場でもある人たちにインタビューをすることで、経営と技術をつなぐものは何か?をインタビューしていきます。

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